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| 花の風情に誘われて、かねて念願の大塚国際美術館に行きました。満開の桜を辿りながら鳴門へ。陶板にコピーされた目を奪うばかりの世界の名作の群れ。私がここに来たかったのは、システィーナ礼拝堂やスクロヴェーニ礼拝堂やフラ・アンジェリコの受胎告知を観たかったから。最近は脚と膝が痛く、もう海外に本物を観に行くなんて無理。額縁に入った絵画なら、日本に巡回する可能性もありますが、壁画は無理。それを、実物大で観られる。その大きさを実感できる。期待通りの美術館でした。システィーナ礼拝堂は広く巨大。人物像はうごめき、この世ならぬ世界が迫る。重い空気。スクロヴェーニ礼拝堂は包み込まれる美しさに満ちている。フラ・アンジェリコの受胎告知は、どこまでも優しい光に包まれていた。もう、感動！！午後5時、閉館。薄靄につつまれ始めた美術館をあとに、幸せな一日を終わりました。 |
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